COBOL誕生50周年記念セミナー ~社会を支える“ことば”。これまでも、そしてこれからも~

日時2010年4月16日(金)13:30~17:45
会場東京コンファレンスセンター・品川 5F 大ホール(A)(東京都港区港南1-9-36 アレア品川)
主催COBOLコンソーシアム/日経BPセミナー事業センター
後援社団法人 情報処理学会
協力日経コンピュータ/ITpro
協賛日本アイ・ビー・エム
マイクロフォーカス
日立製作所、東京システムハウス
CIJ、COBOL、富士通ミドルウェア、NEC
セミナーレポート

1960年代以降、企業業務システムのほとんどはCOBOLで記述され、膨大な資産は現在のIT社会の根幹を支えています。特に近年は、基幹業務システムのオープン環境での構築が本格化しており、安心して使用できるCOBOLが見直されてきています。
このような状況を踏まえ、COBOLコンソーシアムと日経BPセミナー事業センターでは、2001年から17回にわたりCOBOL資産の有効活用を目指したセミナーを開催してまいりました。

第18回目のセミナーは、COBOL誕生50周年を記念し、「社会を支える“ことば”COBOL」というテーマで、COBOLコンソーシアム会長 高木 渉のオープニングセッションで始まりました。
続いて、基調講演として「ジャパネットたかたがCOBOLを選択した理由」と題し、ジャパネットたかた 星井 龍也 氏から、講演をいただきました。 続く、事例講演のセッションでは、「COBOL開発ライフサイクルを刷新するエンタープライズ・モダナイゼーション 」と題し日本アイ・ビー・エム 原田 誠 氏、「COBOL最新動向」と題しマイクロフォーカス 中野 恭秀 氏、「日立マクセルにおけるメインフレーム資産を再利用した基幹系システム再構築事例」と題し日立公共システムエンジニアリング 芝山 敏満 氏、「クラウド時代のCOBOL資産活用法~COBOL資産を未来へ継承していくために~」と題し東京システムハウス 清水 真 氏から、それぞれご講演いただきました。

セミナーの様子については、ITpro SPECIALサイトで紹介されます。ご参加いただけなかった皆様には各誌で当日の様子をご覧いただけると思います。当日の資料は、下のリンクからご覧いただけます。

当日は多くの方々にご参加いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

COBOLコンソーシアムは、今後も皆様に有益な情報を公開して行く所存ですので、引き続きご支援の程お願い申し上げます。

プログラム

●オープニング
社会を支える“ことば”COBOLCOBOLコンソーシアム会長
高木 渉
発表資料(PDF形式:237KB)
●基調講演
ジャパネットたかたがCOBOLを選択した理由ジャパネットたかた
専務執行役員
星井 龍也 氏
発表資料(PDF形式:152KB)
●講演
COBOL開発ライフ・サイクルを刷新する
エンタープライズ・モダナイゼーション日本アイ・ビー・エム
ソフトウエア開発研究所 エンタプライズ・ツール開発担当
原田 誠 氏
発表資料(PDF形式:1.58MB)
●講演
COBOL最新動向マイクロフォーカス
営業部 シニアマネジャー
中野 恭秀 氏
発表資料(PDF形式:1.60MB)
●講演
日立マクセル殿におけるメインフレーム資産を再利用した
基幹系システム再構築事例日立公共システムエンジニアリング
システム再生ソリューション部 主任
芝山 敏満 氏
発表資料(PDF形式:1.22MB)
●講演
クラウド時代のCOBOL資産活用法
~COBOL資産を未来へ継承していくために~東京システムハウス
マイグレーションコンサルティング部 部長
清水 真 氏
発表資料(PDF形式:318KB)
アンケート結果

次のグラフに示しますよう、ご参加いただいた皆様へのアンケート集計結果からも、COBOL、そしてCOBOLセミナーへの期待が高いものと確信させていただきました。次のセミナーについても、既に企画がスタートいたしました。内容と開催日が決定しだい皆様にお届けしたいと思います。

Q.あなたの役職をお聞かせください。

Q.あなたはCOBOLコンソーシアムが主催するセミナーのご参加は何回目ですか?

Q.今回のセミナー全体に関して、以下のものから当てはまるものを一つだけ選んでください。

Q.今回のセミナーに関してのご意見、ご感想、今後セミナーで取り上げて欲しいテーマがあればお聞かせください。

  • ジャパネットたかた様の事例は大変参考になりました。もっとたくさん事例を聞きたいです。
  • ユーザー事例を含めて、COBOLの良さ、実態をもっとアピールしてほしい。ベンダーがいくらアピールしても、ユーザーにはベンダー都合と思われてしまうケースもあり、ユーザー、ベンダー双方にとってマイナス。これは日本にとって好ましいことではない。
  • 今後どのような時代になっても、ソフトの言語にはCOBOLを採用してほしい!コンピュータが日本に入ってきてから、基幹システムの事務計算には、汎用機、オフコン、パソコンを問わずCOBOLが使われてきた。クラウド時代にあっても、言語としてCOBOLが使われている。今後も、言語=COBOLの保管、改善、改良(対応)をしてほしい!

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