会長挨拶

2023年12月20日
比毛 寛之(東京システムハウス株式会社)

2023年8月30日の幹事会において、会長に選任されました比毛寛之です。

COBOLの最初の仕様書は、1960年4月にアメリカで発行されました。それから60年以上という時が流れ、膨大なプログラムがCOBOLで書かれてきました。今日もIT社会の根幹を支えるシステムを始めとして、COBOLで記述されたさまざまなアプリケーションが稼働しています。古い言語のイメージがありますが、現在も国際規格が更新されており、2023年には新規格ISO/IEC 1989:2023が公開されています。COBOLベンダーは新規格やその時代の最新技術への対応を続けており、COBOLは現代の最新プラットフォームで稼働し、他の言語と同じ技術でつながることができます。

一方で、COBOLシステムのレガシー化やCOBOL技術者の不足が話題です。最近の記事では、COBOLは「不動の不人気言語」として紹介されています。今後COBOLをどうしていくかは、その資産の量や役割の大きさから、日本だけではなく、世界においても今日の重要な社会課題として語られています。

「COBOLコンソーシアム」は、COBOLの現状を正しく理解していただくために2000年に設立されました。セミナーや記事をとおして、COBOL資産のレガシー対策や技術者のノウハウ継承の事例、不人気言語の理由の深掘り、及び関連する最新技術を紹介しながら、COBOLのありのままの姿をお伝えしていきます。ご期待下さい。


COBOLコンソーシアム 組織構成

以下は、COBOLコンソーシアムの組織構成と、各組織の活動内容となります。


会員

COBOLコンソーシアム会員 (順不同・加盟順)


日本電気株式会社

株式会社 日立製作所

富士通株式会社

東京システムハウス株式会社

日本ティーマックスソフト株式会社

NCS&A株式会社

アクセンチュア株式会社

アバナード株式会社

株式会社アイディーエス

COBOLコンソーシアム準会員 (順不同・加盟順)


株式会社システムズ

BIPROGY株式会社

株式会社ユニリタ

株式会社日立ソリューションズ

NECソリューションイノベータ株式会社

株式会社CIJ

株式会社日立社会情報サービス

OVOL ICTソリューションズ株式会社

株式会社シーイーシー

FPTジャパン株式会社

株式会社SIT11