COBOLコンソーシアムセミナー in XDev ~挑戦! +(プラス)クラウド時代のシステム開発~

日時2009年9月16日(水)13:30~16:05
会場目黒雅叙園(東京都目黒区下目黒1-8-1)
主催日経BPセミナー事業センター
協賛日立製作所、東京システムハウス、株式会社COBOL

COBOLは、業務アプリケーション用の主要言語として、オープン系システムからメインフレームまで、現在でも幅広く使われています。 COBOLコンソーシアムは、COBOLのこうした状況を正しく理解していただくために、2000年に発足しました。利用状況や国際規格の動向等を研究し、COBOLユーザにとって有用な情報を書籍やホームページで発信するとともに、2001年から年2回、COBOL活用セミナーを単独イベントとして開催してきました。 今年も、COBOLユーザでない方も多く集まるXDev(クロスデブ)の中で、COBOLセミナーを実施しました。普段はCOBOLに触れる機会の少ない皆さんにも、広くCOBOLを知っていただけたけたのではないかと思います。

セミナーは、「COBOLとクラウド 変わる世界・変わらない世界」というテーマで、野村総合研究所 久保 順一 氏の基調講演で始まりました。
続く、事例講演のセッションでは、「人事給与システムの再構築事例に基づくメインフレーム・マイグレーションの注意点」と題し、JR四国情報システム 田中 一人氏、「オープン化とDB統合を実現したシステム構築事例」と題し、日立システムアンドサービス 辻 史子氏から、それぞれご講演いただきました。

セミナー詳細については,日経BP社各誌で紹介されます。ご参加いただけなかった皆様には各誌で当日の様子をご覧いただけると思います。

当日は多くの方々にご参加いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

COBOLコンソーシアムは、今後も皆様に有益な情報を公開して行く所存ですので、引き続きご支援の程お願い申し上げます。

●基調講演
COBOLとクラウド
変わる世界・変わらない世界

野村総合研究所
久保 順一 氏
発表資料(PDF:387キロバイト)

●事例講演
人事給与システムの再構築事例に基づく
メインフレーム・マイグレーションの注意点

JR四国情報システム
田中 一人 氏
発表資料(PDF:985キロバイト)

●事例講演
オープン化とDB統合を実現したシステム構築事例
日立システムアンドサービス
辻 史子 氏
発表資料(PDF:2,149キロバイト)

また、次のグラフに示しますよう、ご参加いただいた皆様へのアンケート集計結果からも、COBOL、そしてCOBOLセミナーへの期待が高いものと確信させていただきました。次のセミナーについても、既に企画がスタートいたしました。内容と開催日が決定しだい皆様にお届けしたいと思います。


Q.今回のセミナー全体に関して、以下のものから当てはまるものを一つだけ選んでください。

Q.今回を含め、COBOLコンソーシアムセミナーのご参加は何回目ですか?

Q.今回のセミナーに関してのご意見、ご感想、今後セミナーで取り上げて欲しいテーマがあればお聞かせください。

  • 大企業、中小企業の基幹システムでは、基幹言語としてCOBOLが使われています。しかし、最近の若い人はCOBOLを知らない人が多く、システムのメンテナンスが不可能です。今後ともCOBOLコンソーシアムセミナーを年何回か開いて下さい。
  • クラウドでは、データのアクセス方法が、汎用系の時と同じであると講演で話されていましたので、汎用系経験者としては、今後の活躍の場に希望がもてました。
  • 伝統的なCOBOLと最新鋭のクラウドの対比を興味深く聞くことができました。COBOLの利点(使い易さ、安定性等)と、クラウドの長所(簡易さ、開発期間の短さ、コストの安さ等)を上手に融合すれば、両者の利点を活かせると考えます。
  • メインフレーム・マイグレーションでの事前調査の重要性を改めて認識した。
  • 紹介された事例の工程管理についてもっと詳しく聞きたかった。
  • 現在COBOL資産を運用しているので、非常に参考になった。メインフレームからオープンへの移行は今後検討していく課題なので、このようなプレゼンを聞ける機会をもっと開催して欲しい。
  • 大変確立した言語なので、更に普及するように活動してもらいたい。
  • 最後のCOBOLコンソーシアム会長のお話はCOBOLに関与した者として元気の出る明るく輝くお話でした。

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